コロナショックで現物株を中心に利益が出ていたものの、
6月以降の相場では、先物・オプションで継続的なドローダウンが出ていました。
加えて、FXも手をつけたために、トレードの負荷が不必要に多くなりました。
これは取引戦略・ルールに改善が必要だと感じ、
頭を冷やす意味で3ヶ月の休止期間を置くことにしました。
現在ほぼ1ヶ月が経ちます。
おかげで見えてきたものがいろいろとあります。
以下に、簡易ながら書き留めておきたいと思います。
相場を休んでまず感じたのは、取引に対する中毒症状の強さでした。
相場は面白いかもしれない。
けれど、このまま熱気あふれる感じに年単位で身を置くのは
自身を消耗させるようにも感じました。
そこで、個々に対処することとしました。
- ポジションを持つとチャート画面を頻繁に見てしまう。
対処法:
取引時間軸がスイングなのに、エントリー・ストップロスが分単位だった。
(取引時間軸を短くすれば、スイングの精度が上がると思い込んでいた)
これを短くても1時間の時間単位とする。
引き続き、デイトレは行わない。 - 多くの銘柄を見ることで、エントリーチャンスを増やそうとする。
対処法:
以下の「銘柄だけ」を、「決まった時間軸」で取引を行う。
個別株ーファンダメンタルで銘柄をかなり絞り込んでおく。
市場悲観時・調整時だけにエントリーを絞り、それ以外はエントリーしない。
先物・オプション・株式指数CFDー時間軸を短くても1時間のスイングとする。
FXー基本的にエントリーしない。するなら時間軸は4時間以上のスイング~中期 - インプットする情報量が多すぎる(情報中毒)
対処法:
1日1時間に絞って、市況把握ができるようにする。
それ以上の時間を割くようならFXを優先的に取引候補から除外する。
中毒に対処するための基本的な考え方は、
「私一人で数多くの銘柄をさばくことができない」という限界を認めることです。
また、「中毒を避けるために、取引ルールをより具体化することで、
余計なエントリーも避ける」ことにもつなげています。
継続的なドローダウンに関しては以下の対処をすることにしました。
- 損失の分析
結果的に損失になったのは、
根拠曖昧・統計的検証不能・時間軸不定なエントリールールによる取引だった。
もし、「取れるところだけをしっかり取る」ように、シンプルで統計的に有意なルールで取引していたものだけにすれば、損失はかなり減らせる。 - 損益の出方の不均一
FXに関しては、まだロットを大きくしていないため、
資産に対する影響度が小さい。
優良米国株・インデックス投資は、資産に対して固定比率で行っているため、
現状維持で問題ない。
現在の戦略は、オプションの利益に頼っている部分があるので、
資産に大きく影響する。
また掛け捨てオプションもあるので、
継続的なドローダウンが少なからず発生する。
理想は、どの取引も着実に利益をあげられるようにする複利運用だが、
現状難しい。
各商品での勝率、プロフィットファクターが改善するように、
検証した取引ルールで行うこととする。
最後に大事だなと思ったのは、相場と向き合う以外の時間です。
お金を稼ぐことを夢見る人は少なくないと思います。
それと同時に、なにか満たされるものを求めている人も少なくないと思います。
投資・トレード以外で何を大事にしているかは、
相場を休んで特に頭に浮かんでいた自問です。
すべてを捨てて相場に向き合うよりも、大事なものを守りながらでいたほうが、
結果的に得られるものが多いような気がするのです。