Avocadoの投資・トレード日記

小資金からの投資・トレードの記録です。日々の成長を記録します。土日定期更新、不定期でコラムを書きます。

Comming soon!
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ブラック・スワンに魅了されて

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私がオプション取引を始めた大きな理由の一つは、

ナシーム・ニコラス・タレブの『ブラック・スワン』を読んだことでした。

 

 

 

 

 

ブラック・スワンとは、人々が予想もつかない、現状を大きく変えてしまう、

稀なイベントリスクのこと。

しかし、後になって振り返れば「どうしてこれが予測できなかったのだろう」という、

ことも。

 

ブラック・スワン正規分布ではなくベキ分布の世界の出来事で、

大きな不確実性が伴います。

いつ起こるかは予測できない。備えていなければ、対応できないのです。

 

著者のタレブはオプショントレーダーの経歴があり、学者と実践家の間の立場から、

オプションの性質を一般化した概念で多くの著書を記しています。

テールリスク・ヘッジファンドにも助言をし、

ファンドは不確実性の高い事象から多くの利益を上げています。

 

彼の本を読んだ後で、暴落・急騰時のオプション時の爆発的な利益を知れば、

自分もオプションで大きな利益を上げてみたいと魅了されるのはすぐでした。

そこからが長い道のりなのですが…。

 

コロナ・ショックでは、確かにプットオプションを買っていたのです。

しかし、暴落の底まで持っていたのは、たいして値上がりしていなかった

日経VI先物でした。

オプションの買いは損失限定で、最初はリスク(収益の源泉)は小さいものの、

いざ利益が出るとなると、リスクが大きくなり、

いつ利益を確定すればよいのか非常に迷うことになります。

私は、行動ファイナンスにおける、

「利益確定は早めにしてしまう」心理・行動の落とし穴に

見事にハマってしまったわけです。

(ただ、当時のトレードは今よりさらに拙く、

運だけで大きな利益を手に入れなくてよかったなと思う部分もあります)

 

プットオプションを単純に買う手法は、とても困難が伴います。

タイミングでエントリーするなら、先物を使った方が利益が残るかもしれません。

それだけ、ベガリスク(ボラティリティ起因リスク)とセータリスク(時間減少リスク)に

振り回されやすいのです。

 

2021年2月からの、金利上昇懸念、テーパリング発表懸念で単純買いを試みましたが、

その困難さを再度実感します。

懸念材料という、材料が分かっていることですら、

オプションのリスクに振り回されます。

ブラック・スワンに備えたポジションは夢のまた夢なのでしょうか。

 

しかし、オプションは組み合わせることができます。

そのことで、利益の出方(リスク)を調節することができます。

単純オプション買いよりも、振り回されにくいポジションを作ることも可能です。

 

今現在やろうとしていることは、オプションの組み替えにより、

マイルドな利益を積み重ねることです。

常にオプションのポジションを持っておき、平常時は収支とんとんでよく、

トレンドが発生したら、オプションの単純買いよりも相場に追従しやすい形を

狙っていくということです。

 

慣れたところで、適時掛け捨てプットオプションを組み込んだポジション管理で、

ブラック・スワンをとらえられれば…と考えています。

 

ただ、単純買い、スプレッド取引とは異なり、

オプション組み替え戦略は準備する証拠金は多めです。

300万円…現在の資金を集中させれば可能なところです。

 

アフターコロナに関連する個別株に資金を割いているため、

これを決済したところで、始めようと思います。