Avocadoの投資・トレード日記

資金250万円からの投資・トレードの記録です。日々の成長を記録します。

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今後のトレードの課題…確率的思考と一本釣り的思考からの対応力

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今月に入り、個別株、先物・オプションでのトレードに絞ることにしましたが、

いくつかの壁に突き当たることになりました。

できるだけ課題を言語化して整理して、

より良い取引ができるようにしたいと思います。

 

この記事はその試みの一つです。

 

突き当たった壁の一つは、「確率的思考」と「一本釣り思考」についてでした。

 

確率的思考はトレードではよく知られ、重視される思考法です。

「損失が出ても利益が出ても、それは一過性のもので、

回数を重ねることで、結果的に利益が出る形で収まる」ことを会得したもの

と言えます。

 

 システムトレードでは統計値として、

勝率、プロフィットファクター(PF)、ドローダウンが考慮され、

資産推移がシミュレーションされます。

 

また、投資・裁量トレードでも、時間軸が短期になるほど、

取引回数が増えるほど、

あるいは銘柄を分散させるほど、確率的思考を求められます。

 

一方で、狙いをかなり絞った取引や、

大相場での値動きに賭けたポジションというのは「一本釣り的思考」を

利用します。

 

こちらは「1回だけの試行に高い勝機を見出し、

対応できるポジションを持つ」思考です。

 

確率的思考をしようにも、

「似たような状況はそんなに繰り返さない」という前提なので、

再現性には乏しくなります。

試行回数による確率の収束を考えることが難しい状況ですが、

その1回1回の試行に策略を練るというのが「一本釣り的思考」です。

 

確率的思考が必要な場面で、単純に一本釣り的思考をしてしまうと、

メンタル面で苦しくなります。

トータルでの結果が重要なのに、

トレードの勝ち負けに一喜一憂してしまうからです。

 

これを抑えるには、トレード記録などを取り、

「結果的に自分はどのようなトレードに収束したのか」を振り返り、

PF、勝率、ドローダウンを出してみるのは一案です。

 

一本釣り的思考の場面では、「信念としての優位性」が重要です。

「信念としての優位性」は、例えばファンダメンタルの綿密な調査による、

これからの株価予測に強い確信を得ていることです。

あるいは、思った値動きが起きるという予測を強く信じることです。

 

手綱となるのは、「利益・損失の出方が最悪だとしても想定してあるか」

ということです。

マネーマネジメントを無視した無謀な取引と、

一本釣り思考の大きな違いはそこにあると思います。

 

確率的思考と一本釣り的思考をつなぐ共通点は、

「対応力」にあると思います。

たとえ最大損失が出たとしても、それは自分の想定やコントロールの範囲であり、

あるいは最大損失前に対応することができ、

退場になるような大きなダメージを受けず、休息の後、

次の取引に望める気力・資金力・冷静さを残せることです。

 

この2つの思考のどこに自分の課題があったのでしょうか?

それは特にオプション取引で感じることでした。

 

私がオプションの取引をするとき、

良・悪材料、変化する相場想定から、次のポジション候補を考え、

タイミングを狙ってポジションを組むということをしていました。

そして、オプションを使うときは大きな値動きが望めるような市況を

狙います。

 

これはつまり無意識に「一本釣り思考」のみを使っていたということになります。

 

しかし、オプションは本来確率的です。

これから起こる値動きの経路を確率的に想定したり、

リスクをブラック・ショールズ・モデルを使って管理したりするからです。

 

先ほど述べたように、確率的思考に一本釣り思考をそのまま持ち込むと

混乱が発生します。

思うような値動きにならずに、損益で一喜一憂したり、

対応が後手に回ったりするのです。

 

オプショントレードのうまい方の記録を振り返ると、

一つの値動きだけを期待しているわけではないことがわかります。

40%の望む値動きで利益を出し、残り60%の望まない値動きになったとしても、

微益になるか、損失が最小になるよう「対応」する。

オプションはリスクを各種に切り分けてコントロールできるのだから、

それによって、彼らはより柔軟な「対応力」を発揮させることができるのです。

 

また、ある種の相場変動とインプライド・ボラティリティの変化は

決まったパターンがあり、彼らがそれ沿ってトレード繰り返してしていることも、

「確率的思考」を使っている事象の一つです。

 

私もそれを見習ってみたいと思います。

今までオプションに期待していたことは、

「絶好の好機にレバレッジを効かすことで爆発的な利益を得られる」

ということでした。

 

確かにそれはオプションの魅力なのですが、そのことを期待しすぎるあまり、

一本釣り思考の中でも硬直的な部類のトレードをしていたように感じます。

利益を積み重ねられる「対応力」を養っていければと思うのです。

(どんな相場でも利益を出すということではありません)