Avocadoの投資・トレード日記

資金250万円からの投資・トレードの記録です。日々の成長を記録します。

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オーバートレードの対処法

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オーバートレード=トレードのやりすぎは、

損切りや損失を重ねてしまう大きな原因です。

対処するにはどうしたらよいのでしょうか。

 

ここでは単純にトレードでの中毒性だけでなく、

損切り幅の設定の仕方など、技術的な点も含めて、

対処法を書いてみたいと思います。

 

まず、オーバートレードの大きな原因は、

トレードの大きな中毒性によると言われることが多いです。

トレードの興奮、感情の上がり下がりを味わいたいがために、

全く優位性のないポイントでむやみやたらにエントリーしてしまう。

そうして資産を減らしていってしまうのです。

 

また、こういうことがあるかもしれません。

市況は凪の様相で、まったく値動きがない。

エントリーできず、退屈さを感じて、イライラしてしまう…。

こういう時もトレードの中毒性が影響を与えています。

 

中毒性は本能に訴えかける根源的なもののため、

まったく無くすことは難しいでしょう。

そこで「マイルール」を設定し、

それを守れるかどうかで自分が中毒性に振り回されていないか、

判断することになります。

 

例えば「根拠のないエントリーはしない」や、

「根拠をこじつけたエントリーはしない」とマイルールを設定し、

守れれば自分は中毒性をコントロールできていることになりますし、

守れなければトレードにふさわしい精神状態ではない、

規律のある状態ではないということになります。

 

中毒性とは別に、「取引シグナルが多数発生」するから

オーバートレードになるという状態があります。

監視銘柄を増やすと発生する落とし穴です。

 

このことに対処するきっかけとして、

まず自分のトレード収支を記録し、

本当にシグナルに見合った利益が出ているか確認することが必要です。

利益が出ているなら、足を引っ張っている特定のシグナルはないか、

精査してみるといいですし、

損失が出ているなら、取引シグナルはそれほど優位性がないことを

認識する必要があります。

 

「取引シグナルすべてを相手にしない」というのは、

オーバートレードに対して非常に有効な戦略です。

シグナルを絞り込むというのは、つまり戦術にフィルターを追加することであり、

フィルターを追加した取引シグナルはさらに優位性を増す可能性があるからです。

 

システムトレードを行っている方なら、

市況の良し悪しをフィルターにするということで、

期待値を増したシグナルだけを抽出した経験があるかと思います。

 

裁量トレードであれば、

  • 流動性が低い
  • チャートが汚い
  • 損切り額が大きく最低ロットでも、ポジションが持てない
  • 経済指標発表やイベント前で、その後チャートと関係なく動く可能性がある

などの基本的な要件を満たさないシグナルを省くだけでも、

だいぶオーバートレードを避けることができるのではないでしょうか。

 

ファンダメンタル分析もオーバートレードを防ぐ一助となります。

ファンダメンタルの変化こそ大きな値動きの源泉です。

その変化や機微に敏感になることで、

変化から生じた値動きやその前兆が発生するまでトレードを待つことができます。

それを待たない場合、デイトレのように短い時間軸での勝負となるか、

値動きのない状態での余計なエントリーにつながり、

トレードの難易度が飛躍的に上がるのです。

 

あまり言われていませんが、とても重要なこととして、

トレードの難易度とオーバートレードには関係があります。

感覚ではそうではないのに、

オーバートレードをしているときは、

トレードの難易度は最高に難しくなっています。

その理由を説明します。

 

私たちがトレードを行う時、

そのパフォーマンスは一般的な投資以上のものを望んでいます。

  • 投資より早く利益が手に入る
  • 投資より結果的に大きな利益が手に入る

これを達成するために、取引時間軸は長期から短期になります。

そのことは、よりノイズに近い値動きに対して取引を行い、

利益を絞りだそうとしていることを意味しています。

つまり、投資であれば、ファンダメンタルを背景により長い時間軸でできるため、

利益になったはずのものが、

同じ銘柄で、短期での取引を繰り返したために、

損失で終わるということが起こりえます。

 

トレードを行うということは、本質的に難易度が高いことをしているのであり、

余計なことをしている余地がありません。

オーバートレードをするということは、

高い難易度の中、余計なことをしてさらに利益を出そうとする試みであり、

難易度としては最高に難しいものになってしまうのです。

 

ここで逆に考えてみます。

難易度を下げることで、オーバートレードに対処するということです。

一番わかりやすいのは、トレードをやめて投資に切り替えることでしょう。

年間パフォーマンスはトレードより劣りますが、

むやみやたらに取引することはなくなります。

レバレッジを下げ、

投資対象のリスクを精査する余裕が生まれ、

まさにリスクを抑えてリターンを出すということができるようになります。

これは極端な例ですが、難易度を下げると言うことは、

トレードの失敗や余計な損失を回避するために必要なこととなります。

 

難易度を下げるにはどうしたらよいでしょうか。

それは、ピンポイントトレードを行わないということです。

ピンポイントトレードとは、

  • 短い取引時間軸での一瞬を狙いエントリーすること
  • 狭い損切り幅でロットを大きくもち、値幅を狙うこと
  • 一度の取引でポジションを持つこと
  • あるエントリー根拠に対して成功するまで何度も試行してエントリーすること

です。

スキャルピングのような定義に感じる方もいるかもしれませんが、

スキャルピングは値幅を狙うことはありませんし、

試行回数とともに勝率も高いですから、それとは異なります。

一方、ピンポイントトレードは、

各要素に損失を積み重ねてしまう落とし穴が存在し、

トレードするわりに利益が発生しない、むしろロスが生じているという、

オーバートレードの収支状態になってしまうのです。

 

つまり、ピンポイントトレードと逆のことをするとは

  • 長い時間軸でエントリータイミングに余裕のある取引をすること
  • 広い損切り幅でロットは小さくしてから、値幅を大きく取ること
  • 分割売買なども織り込むこと
  • 同じエントリー根拠に対しては何度も試行しない

ということになり、投資に幅寄せしたトレードスタイルにするということです。

これらはトレードの技術的な要素です。

 

長い時間軸での取引は、時間当たりの取引数を必然的に少なくします。

広い損切り幅は勝率を引き上げ、ポジションを持つ時間を長くします。

(結果的に、その間別の取引をする必要が無くなります)

分割売買は勝率を引き上げ、オーバートレードする場合よりロスを削減します。

同じ根拠に対して何度も試行しないため、損切りがかさむことが無くなります。

これらによって、オーバートレード(のロス)はトレードによって改善可能となります。

 

うすうす感じている方もいるかもしれません。

パフォーマンスを高望みしなければ、

そもそもオーバートレードになる必要がないことに。

個々人の利益への渇望(Greed:強欲)、

利益を逃したくないという恐怖(Fear of Missing Out:取り残されるという恐怖FOMO)が、

数多くのトレーダーを非合理なトレードスタイルに引き込んでいます。

 

トレードはメンタルが重要とよく言われますが、

もし、オーバートレードではどうか言われれば、

GreedとFOMOを避ける行動が重要と主張したいところです。

 

私もまだ、トレードのパフォーマンスは改善途中ですが、

オーバートレードはその改善余地が大いにある部分だと思っています。

これは少なくない他のトレーダーの方もそうなのではないでしょうか。

オーバートレードは落とし穴だらけではありますが、

それを避ける技術を身につけることで、

トレード収支がとても直接的に改善し、

トレーダーとしても一皮むけるのではないかと思います。