今日の日経平均株価暴落で思ったことを軽く書きたいと思います。
私自身は兼業で仕事があり、
今日の下落をリアルタイムに眺めることはできませんでした。
ちょっとそわそわしつつも、冷静でいられたのは、
相場が行きつこうとしている、
米国景気後退材料に順行するポジションであったためです。
日経225のオプションのポジションも持っていたのですが、
一つ失念していたことがありました。
それは、オプションの売りポジションは問答無用で決済に追い込まれることがある、
ということです。
証拠金の計算は証券会社によりまちまちであり、
例え、売り買い合わせてのスプレッドや、プットコールパリティロックをしていても、
オプションの売りだけを証拠金計算されて、
膨大な証拠金を突き付けられることがあります。
また、暴落時はオプションは売り禁になるなど、
過去の非常時の証券会社の行為に懸念点がある場合、
それがまた現れることがあります。
私の持っていた、プットデビットスプレッドはその事態には追い込まれておらず、
仕事後確認して一安心しました。
今日このように緊急に記事を書くことはためらわれました。
なぜなら、お祭り騒ぎに参加すると視野が狭まるからです。
きっと騒ぎに参加する欲が強くなれば、それは痛手で終わるでしょう。
以下に、Threadsの投稿を載せて、今日の記事にかえたいと思います。
歴史的に見ても日経平均の下げ幅はトップであり、
暴落と呼んでいいと思います。
歴代の暴落と異なるのは、
暴落自体が実体経済に大きなダメージを与えるような類のものというよりも、
むしろ中央銀行の政策の方が変わらず大きな影響を与えているように思えます。
今回大損した人もいれば、短期売買で大きな利益を得た人もいます。
彼らを見て、「自分も」と鉄火場に乗り込めば火傷すること必至です。
インデックス投資の人は、
今回のことがあっても投資を続けられるかどうかというのは、
非常に重要な経験となります。(オルカン,S&P500は日本株ほど下げていなくても、円高で資産が減っているはずです)
ポートフォリオ100%株という状態は非常に不安定であることが、
理屈ではなく体験として身につまされるかもしれません。
投資をしていて繰り返し叩き込まれ、そして忘れ去られるのは、
まず「生き残る」ことです。
マーケットは、欲を大きくかいた順に人を狩っていきます。
暴落の時には確かに、安くなった個別株を買い集めるチャンスです。
損を出して投げ売りされた手から、それを賢く拾う手に渡ります。
(今回は天井圏の大幅下落なので、すべてが安いわけではなさそうですが)
大事なのは、自分のリスク管理が甘くないかどうか、
どうすればそこを厳しくできるのか、
単に売り買いではないところを突き詰めるよい機会だと思います。