2月の初頭に、投資・トレード対象を広げ、
オプションを交えながら取引する戦略に変えました。
2か月運用して、気づいた点や課題がはっきりしてきましたので、
それを整理し・再度方針を改善しようと考えています。
現在の平常時の運用方針は、
・オプション混合戦略・・・現物株・FX/CFDにオプションを交えての売買
・FXデイトレ戦略
です。
現状、方針に加えて、暗号資産、日経平均先物も加わっています。
気づいた点は以下の通りです。
証拠金が枯渇しやすい
証拠金のやり繰りに頭を悩ませるようになりました。
これは、運用方針に対して、資金が不足しているとも言えます。
不足をレバレッジで補おうとするため、レバレッジ中毒になりかけました。
まとまったお金を割いて現物に投資することもできず、
レバレッジを掛けているのでファンディングコストがかかり、
長期保有の戦略が出来ません。
スキル上達スピードが遅くなる
取引銘柄の特性・ファンダメンタルへの理解、
それに対応するスキルは絞り込んだ方が深まります。
監視銘柄を増やし、オプション取引を加えたことで、
トレードチャンスは増えますが、広く浅くとなってしまいます。
オプションのボラトレとしながら、他のデイトレをするというのは、
混乱の元であり、習熟も遅くなることはあれ、早くなることはありません。
投資・トレードスキルの上達には一点突破が有効と考えており、
現状のオールラウンドなトレードスタイルに疑問が生まれました。
トレード記録や収支計算、リスク管理が複雑化する
ある面では事務的な要素ですが、
トレード記録は監視銘柄やオプションの取引、建てる通貨が増えるたび、
複雑化しています。
また、スイングのリスク管理もより定量的に明確に行う必要があり、
取引の煩雑さが増していました。
収益機会に引き寄せられてしまう甘い取引になってしまう
投資・トレードを始めてそこそこ年月が経ち、
どういうところにトレンドや収益機会があるか、
「知識としては」増えていきました。
しかし、すべてを行えるかというと、全く現実的ではありません。
他の投資家・トレーダーを見れば、
一つのスタイルを貫いている方が成功しているといっても過言ではありません。
彼らのスタイルをかき集めて、いくつもやろうとしても、それは無理な話です。
エッジのある収益機会は魅力がありますが、
それによって取引スタイルを緩めて甘い取引になっていないか、
チェックする必要があります。
自己規律に非常に関係すると思います。
メリハリのあるトレードができず散漫になる
ある種大数の法則に従って行う売買には反する面もありますが、
投資・トレードには勝負所があると感じています。
これは「勝負所でロットを上げる」ということを意味しません。
勝負所とはトータルでプラスにするための要所を指します。
メリハリがつかないトレードにより、勝負所を逃しました。
そのため、「いまいち勝ち切れない」と感じています。
また、チャンスかどうかの判断力は日々エネルギーを使います。
できるだけ売買判断を手法化し、省エネに努めましたが、
知らず知らずに散漫になり、判断力が削がれていることを実感しました。
「勝ち切れないこと」、「判断力がそがれる」原因は、
先ほど挙げた項目が多分に影響しています。
以上のように、いくつかの大きな問題点と課題点が発生しています。
根底に流れる私のメンタル面の弱点として、
「収益機会をできるだけ漏れなく拾い上げたい」という気持ちがあります。
これによって、現在の投資・トレードの問題点・課題点が発生し、
売買のメリハリが無くなってくるように思えます。
この気持ちに対処し、判断力を無駄にせずに勝ち切れるスタイルにするよう、
方針を変更したいと思います。
