Avocadoの投資・トレード日記

資金250万円からの投資・トレードの記録です。日々の成長を記録します。

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大相場戦略を成功させるために

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現在運用している戦略の中に「大相場戦略」があります。

これはトレンド転換、大きなトレンドの発生、ファンダメンタルの劇的な変化などで、

日足・週足の時間軸で大きなリスクを取ってポジションを持つ戦略です。

 

しかしながら、運用してはいるものの、

なかなかポジションを持つことが難しい状況です。

それはなぜでしょうか。

少し思考を整理してみたいと思います。

 

 

大相場戦略は「再現性のあるトレード」と対比できます。

後者はある程度の取引回数を積み重ねる中で、

エッジ(優位性)を利益へと変えていきます。

一方、前者は「一期一会」な相場環境で、その特異な市況を利益へと変えていきます。

 

こういう表現をすると、「大相場戦略に再現性はないのか」と考えてしまいがちです。

しかし、大きな利益を得た後も、毎月毎年と取引をつづけてもなお、

生き残っていなければ、大相場戦略が成功したとは言えません。

「生き残る」ということに対しては再現性がなければなりません。

単純な勝ち逃げ戦略ではないわけです。

 

通常複利のトレードをするときは、リスクは全資産の1%が平均的です。

それは破産確率を0に抑えるために行うものです。

大相場戦略の場合はその資金管理が当てはまりません。

 

リスクを厳格に定めて、システマチックに大相場を捉える

トレンドフォロー戦略もあります。

しかし、これは毎年大きなパフォーマンスを狙うものではなく、

個人が小資金を膨らます場合は非常に困難な戦略となります。

 

大きなポジションを持つものの、破産してはいけないというところに

大相場戦略のジレンマが存在します。

そこには恐怖が発生し、ポジションを容易に持たせない構造が存在します。

 

小資金の場合、破産を避ける方法として、

大相場戦略の資金は余剰資金で行うという手があります。

通常の破産してはいけない運用資金ではなく、

一定額「無くなってもよい」資金を用意し、それを使うということです。

入金で何とか出来る範囲で何とかするというのは、

小資金なりの強みを使ったものになるのではないでしょうか。

 

資金的なリスクは取るものの、

負けるリスクを抑えるという手があります。

これはチャート読みだけではなかなか行えない行為です。

それは、期待値的な意味合いではなく、本当に毎勝負で

勝てる(負けない)局面を狙うということです。

 

ファンダメンタル分析は、大相場戦略の大きな助けとなるものです。

 

金利が株価市場にどう影響を与えるか

(単純にベアマーケットになるとも限りませんが)、

インフレが各種資産価格にどう影響を与えるか、

といったことは大きな流れを規定します。

その流れに沿うものであれば、より多くのリスクを取っても安全性を担保できる、

とは考えられます。

 

バリュー投資は、多くの資金を投下するものの、

ダウンサイドをファンダメンタル分析で抑制するものです。

 

センチメント(市況心理)は利用すべきものだと思います。

一番オーソドックスな大相場戦略は、「悲観で株を買い楽観で売る」ということです。

これは難易度としても決して難しいものではないと思います。

ただ、「ここで買ってもよいものか、さらに下がるのでは」という疑念は

常に発生し、それがこの戦略を困難にしています。

 

弾けることが分かっていながら、乗るバブルというのもあります。

バブルで半狂乱に踊るための曲が止まったときには、

ロングポジションを閉じていられるかどうか、

すかさずショートを入れられるかどうかは、

困難が生じるかもしれませんが…。

 

ショートカバーは馬鹿にできません。

2022年からの米国市場ベアマーケットは、

決して一直線に下降したものではありませんでした。

一時的にセンチメントが楽観に傾き、それなりの上昇が発生しました。

もちろんてっぺんからショートをホールドするということも一案ですが、

ショートカバーを狙う。その戻りをショートするということも非常に有効でした。

 

「歴史は繰り返さないが、しばしば韻(いん)を踏む」という格言があります。

ここに、単純に取引の再現性に終始しないエッセンスが込められていると思います。

 

大相場戦略により、毎年大きなパフォーマンスを残すということは

非常な困難が伴います。不可能に近いかもしれません。

ただ、毎日来る相場の中で、大きなうねりのきっかけをつかめたのなら、

決して手放さないようにできたらと考えています。