利上げによる弱気相場の到来もあり、
株への投資も手控えムードです。
投資対象銘柄の下調べはあるものの、すぐに上がるという状況でもない中、
今まで読んでなかった本を読み始めました。
株をやるなら、ぜひ読んでおきたい名著の一つだと思います。
内容はアカデミックチックで硬派な内容。
前提としての運用アセットとしての株式投資はどういうものなのか、
債券などの他の利回りとの比較から始まっています。
株式の長期保有によりリスクが減少するなど、
「なぜ長期投資するのか?」という理由の、
投資の基礎の部分にあたる部分を与えてくれる内容となっています。
現在世界的にインフレの波が来ていますが、
このような状況下で株式の利回りやパフォーマンス、
アセットの性質はどうであったのかということも書かれており、
現在のホットトピックにも対応できる内容となっています。
自分は普段、トレードに重きを置いていて、
投資というスタンスは少し薄れています。
ただ、これが行えるのは、
「暴落時にVOO,VYMを積み立てる」という
長期インデックス投資を行っているためです。
その根拠を強化してくれる本でした。
(正確には、著者はアメリカだけでなく、
世界的に銘柄を分散投資するよう勧めていますが…)
ところで、本を監訳した方々(林康史・藤野隆太)は、
以前紹介した『デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術』の
翻訳も携わっています。
投資とトレードは決して同一ではありませんが、
ある種の多面性を感じました。