Avocadoの投資・トレード日記

資金250万円からの投資・トレードの記録です。日々の成長を記録します。

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なぜ狼狽すると損ばかりしてしまうのか

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個別株でも、先物でも、CFD/FXのトレードでも狼狽売りは避けるべき行為の一つです。

これをしてしまうと、損ばかりしてしまいます。

ただ、投資・トレードという確率的なゲームならば勝つこともあるのに、

狼狽すると、なぜ損をしてしまうのでしょうか。

 

 

一つの理由は、恐怖に負けてしまったからです。

需要と供給で価格が決まっているとすると、恐怖に負けた投資家・トレーダーは、

「どういう価格でもいいから決済したい」ということになります。

そう思うのはたいてい損が出ている状態で、

しかも言い値でいいということは、

もっと損が出てもいいので決済を希望しているということになります。

結果、決済され、損が残ります。

暴落の場合は、既存の参入者の恐怖が、新たな参入者の良い利益の機会になります。

 

二つ目の理由は、「損を許せない」からということです。

投資・トレードで必然的に生じる少しの含み損が出ると、

「ああ、負けそうだ。もっと損になる前に決済して、有利な方につこう」

と思います。

そう思い、ドテンをすると、今度はそちらが含み損になります。

要は、ノイズトレードにより損益が振らされ、

それに耐えきれず損切とドテンを繰り返して、損が積み重なってしまいます。

 

プロスペクト理論では、「損はできるだけ無くそうと賭けをしてしまう」という

心理状況があります。

狼狽して損を確定することはそれとは逆のように思えますが、少し違います。

結局のところ、損を嫌っていることはプロスペクト理論と変わらず、

「ドテンして有利になったら、損を利益で埋め合わせたい」という気持ちは

相変わらず持っているため、

投資・トレードに不利な心理状況を抱いているということになります。

 

三つ目の理由としては、

「エッジが限りなく不利な時に決済してしまう」からです。

エッジはエントリータイミングにあると思われていますが、

決済のルールにも非常に依存します。

エッジのある利益確定・損切幅を定めてエントリーしたにもかかわらず、

狼狽して途中決済をしてしまいます。

 

途中決済で微益で逃げられるという経験をすることになるでしょう。

建値決済で損を免れるということもあります。

これについては是非があります。

途中決済は当初の取引のリターン分布を大きくゆがめてしまう結果となります。

(自分のメンタルと相談し、ゆがめたリターン分布を受け入れられるか

あらかじめ決めておく必要があります)

 

狼狽の時は特にエッジが削られることに注意が必要です。

特に短期取引のゼロサムゲームの場合、逆行して狼狽決済するということは、

自分より時間軸の短い取引者が優位になり、彼らに利益を与えていることになります。

結果として取引自体にエッジが少なくなり、

損ばかりを引き当ててしまうのです。

 

狼狽を防ぐ方法としては、

「投資・トレードは今後何回も取引した結果である」

という長期的視野を忘れずにいることです。

エッジのあるエントリー・決済をしているのなら、

それを繰り返すことが統計的に正しいリターン分布を得る方法です。

これができないレバレッジ、資金管理、売買ルールを課している場合は、

取引をするべきではないのかもしれません。