今年のトレードを振り返り、まとめることで、
来年につなげる一歩としたいと思います。
確定損益
※税抜き前、一部キャリングコスト除く
●裁量取引
-225,867
2022年に引き続き、裁量取引でのスタイル模索が続く年となりました。
取引アセットは幅広く、現物株・FX・CFD・各種オプション。
取引時間軸もスキャルピングから中期投資まで、
いろいろと手を付けました。
自分にとって最も悪い癖は、このような手広い取引を行うことでした。
幸い日経225先物・オプションに資金を集中させ、
単利運用の大相場オプション買い戦略と並行して行うという
スタイルに固まりつつあります。
2022年の損失の分析として、
- 過度なチャートリーディングによる短期売買
- 手広くやろうとした取引、特に通貨・貴金属オプション
- 取引に慣れてない段階での、エッジのない米国株オプション取引
を挙げました。
これらに一時は対処していたものの、ぶり返すことが多く、
2023年の損失の分析を挙げるなら、変わらずこれらの項目を挙げます。
では、何を対処したのかというと、各項目に対応して、
- マクロファンダ、センチメントの利用
- 日経225先物・オプションでの取引に集中
- 大相場戦略による取引の絞り込み
ということを行いました。
特に「エッジ」ということについては、以前より意識をしています。
「エッジがなければ、取引を繰り返しても、
入金しなければ手数料とスプレッドで破産する」という
厳しい事実を再認識した形です。
4月までは出血が続き、そこでトレードのスタイルから全面的な見直しを行いました。
デモ取引も取り入れ、数か月模索をした形となります。
2023年後半から明確に月の連敗が無くなり、収支がよくなりました。
事後的にはなりますが、今年利益で終えたアセットは、
- 日経225先物・オプション
- 貴金属OP
でした。
基本的には、どちらも大相場に対応できたことが大きく寄与しています。
損失の大きかったアセットは
- 米国株オプション
でした。
ただ、取引ルールの見直しにより、2023年後半から利益を出し始めたので、
改善の効果はあったかと思います。
2022年の相場は「インフレ、ベアマーケット、ドル高円安」でした。
2023年の相場は「インフレ鈍化、ブルマーケット、円安ピーク」でした。
長期投資目的であれば、債券投資が一番ホットなアセットでした。
景気後退のコンセンサスは1年前に比べて、
突入する時期が繰り下がっているように感じます。
あるいは、米国経済の堅調さがあり、
当初は軽く見られていた「ソフトランディング」という言葉も生き続けています。
FFレートに比べて、インフレ率はかなり鈍化しており、
実質金利も見ても、引き締め感はかなりあります。
2024年前半はその影響がどれだけ市場に影響を与えるのか、
注視する必要がありそうです。
2024年は引き続き日経225先物・オプションをメインで行っていきます。
年次でプラスパフォーマンスを出せるよう、
トレードスキルを磨いていきたいと思います。
みなさまよいお年をお迎えください。