トレードを行っています。
今週はオプション取引で少し利益を出した一方、
システムトレードでは大きな損失を出しています。
メンタル的にも消耗した週であり、
今は自分のトレードについて振り返るいい機会だと感じています。
トレードでは、「期待値のある売買ルール」・「資金管理」・「心理」の3つが、
重要とよく言われます。
今週のシステムトレードでは、
まず逆張り買いにより余力がなくなるという問題がありました。
口座を吹き飛ばすほどのリスクは取っていませんでしたが、
身動きが取れなくなるということで「資金管理」に黄色信号が付きました。
「期待値」はあり、信じぬくことができれば、利益になったかもしれませんが、
発注した銘柄に仕手銘柄が含まれるなど、信じ切れず、
そこで「心理面」で消耗し、損切りを決行した形です。
システムトレードでは淡々と注文を執行するというイメージがありましたが、
損益の出方により思った以上にメンタルが揺さぶられました。
「自分がどういう損益なら耐えられるか」という、
心理面で耐えられる運用の境界線を明確化することが課題となりました。
例えば、ドローダウンにしても、
利益の出た状態から下がるのと、まだ利益の出てない状態から下がるのでは、
苦痛の度合いが変わります。
また、ゆっくりドローダウンしていくのか、
一時的に大きな損失になった後利益になる、スパイク状のドローダウンなのか、
人によって耐えられるタイプが異なります。
私の場合、順張りを好み、
逆張りは損切り付きか、あるいは暴落などの特殊な場合でないと、
損切りなしでホールドすることは難しいと感じ、
それらに合うようにシステムの改修を行いました。
オプション取引では、「取引の硬直性」が課題となりました。
掛け捨てオプションスタイルに拘っていたことで、
かえって利益の確保のしにくさがあったり、
市場の値動きに対応するための選択肢が狭いことを実感しました。
これは「市場の急騰・急落に対して、掛け捨てオプションを使うことで、
それに対応できないシステム・トレードを補う」という、
現在のオプション取引の方針に由来するものです。
実際に急落相場を経験し、多少の利益にはなったものの、
この方針は少し理想的すぎるなと、今は感じます。
方針を修正し、
オプションとシステムトレードは別個のものとして考えたいと思います。
終わりに、
現在目標としているのは、「忍耐強く市場に参加する」ことです。
これはポジションを常にとっている、
モニター画面に張り付くと言う事ではなく、
市場にアンテナを張っておいて、大きな利益のとれるその場にい合わせる
ということを目指すものです。
現在、苦しい局面が続いていますが、冷静に、投げ出さず、
トレードスキルにつながるものは、どん欲に取り込んでいきたいと思います。