日経平均が38000円を超えてきました。
残念ながら、この動きを利益に変えることはできませんでした。
日中の仕事場から家に帰り、この値動きを見た時、
「たられば」な思いと、反省がいろいろ浮かびましたが、
結局のところ「次を待つ」ということにしました。
同時に、自分の目が欲で濁っていることを自覚しました。
ポジションを必死に取ろうと日々考えていることを自覚し、
そうしない方が逆にポジションを取る機を見定められると、
ハッとさせられました。
トレードルールの中には「チャンスを待つ」ということを、
多くの人が取り入れているのではないでしょうか。
投資・トレードの優位性を考えた時、
「どういうポジションを持つか」、「いつ入るか、どう出るか」に
焦点が行きがちです。
しかし、「何もしないことに優位性がある」ということは、
忘れてはいけないとても重要なことです。
多くの投資本でも述べられている、個人投資家のメリットは、
「難しい時は相場から離れて、待てる」ことです。
このメリットは本当に大事なことなのに、
パフォーマンスに欲が出てしまったり、
慣れない短期売買を始めてしまったりすると忘れてしまいます。
(短期売買でも、結局は待つことになるのですが)
裁量トレードでは、ふとした時に「分かりやすい場面」がやってきます。
その時にトレードすると、本当にうまく行きます。
ビギナーズラックは、まだ欲で目が濁ってないときに、
このようなチャンスを、冷静に受け止められたときに生じます。
待つということはそのような場面だけエントリーすること。
期待値は言わずもがな正になり、
投資・トレードとして正しい行為をすることができます。
「待って適切なポジションで利益を出す」の裏は、
「待たずに余計なポジションで損を被る」です。
待つということは、
余計なポジションを持つという期待値が負の行為(コスト負けを含む)の
反対を行く行為であり、
大きく正にシフトさせることができる貴重な行為なのです。