現在のパフォーマンスはさえない状況が続いていますが、
主にメンタル面について自分のブレークスルーがありましたので、
報告したいと思います。
それは、確率思考についての理解が深まったことです。
今まで、トレードは優位性のあるところで行うことはもちろん分かったつもりでした。
しかし、1回ごとのトレードの損益にどうしてもぶらされてしまったり、
できるだけ損失の出ないようにスルーするということを行ったりもしました。
確率思考の理解が深まって、
スイッチが切り替わるように考えが変わった面があります。
端的に挙げると・・・
・勝てる局面を待つのではなく、期待値の高い局面を待つようになり、
待つことが苦痛でなくなった
・損失を以前より、当然のように受け入れられるようになった
・損失になったとしても、期待値的には累積しているという発想になり、
苦痛が軽減された
・「トレードが損失になるかも・・・」という躊躇が無くなってきた
・オッズがよければ多少勝率を犠牲にしても、エントリーできるようになった
・エントリーをスルーすることの意味合いが変わった。
負けないためにスルーするのではなく、
ランダムな値動きの期待値の無い(コストで実質マイナス)の状況を避けるために
行うと考えるようになった
・取引コストの削減とRR比の改善に注力するようになった
エントリーをスルーすることは自分の累積期待値を毀損しないための行為であり、
もちろん期待値だけで考えると危ない面はあります。
エッジの消失とカーブフィッティングには気をつけなければいけません。
ただ、先ほど挙げただけの変化が、確率思考の理解だけで引き起こせたのは
本当に自分でも驚きです。
きっかけは最近なのに関わらず、あんまり覚えていません。
ただ、トレードの名著と言われるものを、複数冊一気に読み直して、
再発見したものを自分なりに考えていたと思います。
特に期待値の式である、「期待値=勝率×リワード-負け率×リスク」を
自分なりに考え直したところで、アハ体験をしたのだと思います。
トレードは総合力とバランスが問われる分野であると感じています。
市況が許し、総合力が閾値を超えない限り、
継続的に利益を守ることは難しいと思います。
今回のブレークスルーで、その閾値を超えているといいのですが。
ひとまず、今後に希望が持てる変化となりました。