Avocadoの投資・トレード日記

資金250万円からの投資・トレードの記録です。日々の成長を記録します。

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投資・トレードにおける「信念」について

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今回の記事では、投資・トレードにおける「信念」について書いてみたいと思います。

信念は、初志貫徹のように、

取引方法に一貫性を持たせる重要な要素です。

 

バリュー投資をするとなれば、

株価に安全域があるかを十分に確認し、

財務諸表で企業価値が割安であることをさらに確認します。

そして、

「市場が割安なこの銘柄を発見し、価値を是正してくれる」という前提で、

銘柄を買うという投資行動を起こします。

この前提は、過去幾度となく行われてきた事実から生じる自信でもありますし、

その信念の下、買った銘柄を長く持ち続けるという投資行動を起こせるとも言えます。

 

信念は良いときもありますし、悪いときもあります。

含み損が大きく膨れ上がっているのに、

「いつか値動きは順行し、含み損がなくなる」と思って、

硬直的になり、何も行動を起こさないということがあり得ます。

一方、プラン通りポジションの発注・執行・ホールドをするという時、

信念があれば、臆病風に吹かれてポジションを手放してしまうということも

少なくなります。

 

信念、それ自体は

投資・トレードのパフォーマンスを直接的に向上させるものではありません。

ただ、特に取引スタイルを構築する際には、

自分がどういう信念を持って取引しているかを明確にすると、

非常にクリアな洞察を得られる上、

信念に対応したパフォーマンスを安定的に得られると思います。

 

加えて、信念を持っている場合、

投資・トレードの意思決定プロセスに一貫性が生じます。

市場に振り回されず、経験を積み上げやすくなるということもありますし、

結果として大きな成果を得られやすくなるのではないでしょうか。

 

ちょっと前に、ワークマンの株が人気になった時、

その株を以前から積み立て買いしている人が実在していると話題になりました。

一つの株を積み立て買いして、その価格が値上がりするまで、

長期投資するというのは、ある種の信念が無くてはできないことです。

その信念が大きな利益を引き付けたのだと思います。

 

私自身の話になりますが、

最近この信念を意識することが多くなりました。

裁量取引を始めた当初は、

「収益を上げられる機会を見つけたら積極的につかみにいく」と

意気込んでいました。

しかし、利益になるかもしれないあらゆる取引シグナルが、

毎日降り注ぐ中で、目を回すようになりました。

 

別の記事でも書きましたが、まず行ったことは取引戦略のダイエットでした。

取引負荷を減らし、余裕を持った取引を行えるのが第一でした。

次に意識するようになったのが、信念の明確化です。

 

「どうなれば自分は利益が上げられると考えているか。」という点を明確化しました。

 

収益機会に応じて取引は行うものの、

どちらかというと変化する市況に臨機応変に対応することは

自分の信念に含まれていませんでした。

「数ある中でも、一つの大きなトレンド・流れをつかんで、

そこからそれなりの利益を上げていく」ことが、

信念であり核心に近いように思えました。

 

現在はその信念の下、中期戦略・大相場戦略を運用しています。

目下、課題はあります。

市況に後手で対応するだけでなく(動いた値動き後を眺めるだけでなく)、

ある種目星をつけてポジションを前もって仕込むことができないかというところに、

取引スタイルの大きな改善の余地があります。

不確実性がありながらも前もってポジションを仕込むことが、

信念を必要とする箇所となります。

 

信念というと精神論的な扱いになり、

なかなかソリッドな議論になりにくい要素ではあります。

ただ、人間が取引している以上、

投資・トレードでは外せないエッセンスだと思うのです。