Avocadoの投資・トレード日記

資金250万円からの投資・トレードの記録です。日々の成長を記録します。

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テクニカルだけの分析にエッジはあるのか

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ファンダメンタル分析テクニカル分析は投資・トレードの双頭です。

両方を駆使して、優位性のある取引をすることにより、

利益を上げていくというのがスタンダードな戦略となっています。

 

 

特にFXでは、テクニカル分析は重要視されています。

金利差などのファンダメンタルが値動きを後押しするとはいえ、

エントリーのタイミングにはやはりチャートを見なければなりません。

 

株式投資でも、いくら割安の株を買うといっても、

チャートの形は無視できません。

仕手株や飽きられたグロース株なのかどうか、

過去に起きた出来事をさかのぼるにもチャートは役に立ちます。

 

しかし、テクニカル分析だけで利益を上げることはできるのでしょうか。

 

ウォール街には多くのチャートチストがいました。

しかし、今はもういないでしょう。

シンプルにお金儲けに役立つ人材ではありませんでした。

 

Managed Futures(CTA)などのヘッジファンドがトレンドフォローを行う時、

かつてはシンプルなトレードルールを利用していました。

タートルズなどがよい例で、

ファンダメンタルを差し挟まないチャートだけの売買ルールで取引しました。

(資金管理もシステム化しました)

これはアセットにトレンドが発生した場合には、

テクニカル分析が利益を上げられるという実例になります。

 

効率的市場仮説では、3段階の効率性を設定し、

その市場の効率性からトレーダーは利益を超過利益を上げられないとされています。

テクニカル分析は最も弱い効率性でも利益を上げられないとされています。

 

今、存在している個人トレーダーの多くが、テクニカル分析に傾倒しています。

先ほど挙げた事実を鑑みれば、生粋のトレンドフォロアーでない限り、

彼らの大半(自分も含まれるかも)は利益を上げることに失敗することになります。

 

しかし、SNSやメディアにはテクニカル分析で利益を上げている人物がいます。

彼らは本物なのか。本物ならば凡庸なテクニカル分析とどう差別化し、

エッジのある分析をしているのでしょうか。

 

テクニカル分析には、主観的な分析と客観的な分析の二つに分けられます。

主観的な分析は、まさに文字通り主観的であり、

過去検証ができない相場分析・予測をするものです。

客観的な分析は、コンピュータにプログラミング可能な分析根拠を持つものであり、

統計的な過去検証が可能なものを差します。

 

客観的な分析は、システムトレードクオンツということになるでしょう。

システムトレーダーはファンダメンタルの指標も組み合わせることが多いですが、

大半をローソク足の時系列データで行っているトレーダーもいます。

FXではEAを組み合わせて運用することでしょうか。

ただ、システムトレードクオンツはもろさもあります。

相場の環境が変化し、今までの優位性が消失した場合、

新たな売買ルールを見つけなければ、永遠のドローダウンで終わります。

 

主観的な分析ならばそのようなもろさはなくなるのでしょうか。

分かりません。過去検証しようがないためです。

ただ、主観的な分析の一分野である「相場観」というものを見た場合、

ファンダメンタル分析を組み合わせているにもかかわらず、

多くのストラテジストやアナリストが将来を当てることに失敗しています。

 

テクニカル分析は原理的に「過去を分析する」手法です。

 

客観的な分析の場合、過去の時系列データから、

利益を上げられる共通性を抜き出し、

検証可能なものとして扱います。

主観的な分析であっても、ブルかベアかの判断には、

過去あったであろう特徴を使っていると考えられます。

 

やはり、「過去」以外の要素を分析に含めるためには、

テクニカル分析ではない他の分析手法を組み合わせ、

相場環境の変化の察知や、将来の可能性の絞り込み、

投資家・トレーダー心理の把握を行い、

値動きへ対応可能にすることが肝要なのではと思います。

 

匿名掲示板群5chでお気に入りの名言があります。

小さい子供が公園で遊んでいる

この子供が何をするかは予測不能

しかし鳩の群れに向かっていくのを見た瞬間、鳩が飛び立つのは予測できる

損をする人は子供の挙動に賭けているのだ、だから当たったりはずれたりする

子供が鳩の群れに向かうまで待つのだ、そして鳩が飛び立つのに賭ける

 

5年ぐらい前に公園でぼーっとしてる時に思った事

それ以来、勝てるようになった

 

テクニカル分析はとかく子供の一挙手一投足に賭けがちです。

鳩に向かう瞬間まで待つことができるのであれば、

その瞬間が利益になると検証で分かっているのであれば、

テクニカル分析がエッジとして機能するということなのかもしれません。