裁量取引を始めてから、時折方針の変更し、取引の改善を図ってきました。
その中で見えてきたのは、「負けてしまう必然的な構造」でした。
例えば、当初のプラン通りホールドできないポジションは、
損切り貧乏の原因となります。
理屈上はできるけれど、自分のメンタルでは負荷が大きすぎる取引は、
しないようにするなど対策をしてきました。
ただ、今まで対処していなかった点があります。
それは「高いパフォーマンスを望みすぎる」気持ちへの対処でした。
投資を始めた頃、入門書にはよく書かれていました。
「資金に対して短期で大きな利益を望むことは高いリスクを取ることであり、
うまくいくことはあまりありません」と。
しかし、トレードを続けるうちに、そのことを忘れて、
パフォーマンスを切望するようになりました。
資金が決して多くない状態で、それなりの資産を得るためには、
どうしても高いパフォーマンスが必要です。
大相場を取りに行く。ロットを張ってみる。レバレッジをかける。
資金効率の良い短期売買をする。
いろいろやってみましたが、今のところうまくいっていません。
ここで原点に立ち返ることにしました。
つまり、「高いパフォーマンスを望む行為は負ける構造的な原因になる」
ということです。
うまくいかないことの方が当たり前ということです。
現在、資金を投じているのは中期戦略です。
中期戦略では、高いパフォーマンスを望むことをやめることにしました。
そのかわり、市況のゆっくりとした大きな流れに乗っていき、
無理をせず、まずは利益を残していくことを選びました。
その代わり、パフォーマンスを出すためにFXのデイトレ練習を始めました。
大相場を狙う場合は再現性が乏しく、
ロットやレバレッジをやみくもに張ることは破産につながるということで、
資金効率の高さと再現性からFXのデイトレという選択肢を選ぶことにしました。
高いパフォーマンスを望むことを諦めてはいませんが、
一旦立ち止まり、具体的に切り分け、整理することで、
投資・トレードの迷路で迷うことをやめることができ、
無駄に失う時間とお金を減らせるのではと考えています。